医師のポイ活+α ~呼吸器外科医~

ポイ活に力を入れ始めた呼吸器外科医。ポイ活の経過と、日々の臨床の学習について書き綴ります。

MCI~アンケートサイト~

MCIとは

医療系のマーケティングリサーチを行っている会社です。

医師へのアンケートを稀に配信します。

株式会社エム・シー・アイ (medical-ci.co.jp)

アクセスするとチャットが出てきますので、"アンケート調査の回答について"を選択すれば登録できると思います。

 

本日のアンケート

肺癌治療についてのアンケートでした。

2500pt→2500円(回答時間:15分程度)

回答後、すぐにAmazonギフトカードへのポイント交換を行いました。

 

ポイント利益(原則Amazonギフトカードへ交換)

2021年3月:Amazonギフトカード:0円

 

※質問がありましたら、コメント記載お願いします。

コメントは公開されません。

ポイ活の記録始めます

2020年、コロナ禍で医師向けサイトのポイ活を始めました。

大学病院勤務であり、時間の制限はありますが、そんな中でも少し力を入れてみたらノーリスクにも関わらず、ある程度結果が出てきています。

自分のポイント収入確認のためにも記録していきたいと思います。

ご覧いただいた医師の方のポイ活のきっかけとなりましたら幸いです。

 

まず、私が日々定期的に開いているサイトは、

m3.com
ホーム | MedPeer
CareNet.comへようこそ|医師向け医療ニュースはケアネット
日経メディカル|医師・医療従事者のための総合医療情報ポータル (nikkeibp.co.jp)
医療・医学ニュースサイト メディカルトリビューン | Medical Tribune (medical-tribune.co.jp)

細かいポイント獲得についてはまた追って記載しようと思います。

 

まずは、3/2現在のポイント保有状況

m3.com

1573p+3803アクション=約9700円

Medpeer

4417pt=4417円

CareNet

1351pt=1351円

日経メディカル

3970pt=3970円

MedicalTribune

1100pt=1100円

ノルアドレナリンのγ(ガンマ)計算をマスター

 新型コロナウイルスの影響で、通常とは大幅に異なる臨床研修生活が始まっているかと思います。

 かくいう私も某大学病院に教員として採用され、外科医として、教員として手術に燃えようかと思っておりましたが、手術そのものがナイ・・・。

 

 ICUなどでノルアドレナリンなどの昇圧剤を中心に、γ(ガンマ)計算が求められますので、簡単に整理しようと思います。

 ※ノルアドの溶き方は院内ルールがある場合にはそれを優先してください。

 ここではノルアド3A(3mg)+生食47mlの組成で記載します。

 

 γ(ガンマ)とは?

 1γ=1μg/kg/min

 ハイ、終了です。

 次に、ノルアド3A(3mg)+生食47mlでtotal 50mlにした時のγ計算を考えます。

 

 体重50kgの場合

 ノルアドレナリンの濃度

 まず、3mgのノルアドレナリンを47mlの生食に溶いているので、

 3mg/50ml

 =3000μg/50ml

 =60μg/ml

 つまり、ノルアドレナリン1μg=1/60ml

 

 体重50kgの場合の投与速度

 ノルアドレナリンは0.1γくらいで投与されることが多いので、0.1γで計算します。

 0.1γ

 =0.1μg/kg/min

 =5μg/min

 =300μg/hr

 これに先ほどのノルアドレナリン1μg=1/60mlを合わせると、

 300×1/60 ml/hr→5ml/hr

 

 つまり、体重50kgの方に対して、ノルアドレナリン3A+生食47mlで溶いたものを使用する場合、

 ノルアドレナリン0.1γとなる投与速度は5ml/hr

 となります。

 

 体重別早見表 (単位:ml/hr)

  0.05γ 0.1γ 0.15γ 0.2γ 0.25γ 0.3γ 0.35γ 0.4γ 0.45γ 0.5γ
30kg 1.5 3 4.5 6 7.5 9 10.5 12 13.5 15
40kg 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20
50kg 2.5 5 7.5 10 12.5 15 17.5 20 22.5 25
60kg 3 6 9 12 15 18 21 24 27 30
70kg 3.5 7 10.5 14 17.5 21 24.5 28 31.5 35
80kg 4 8 12 16 20 24 28 32 36 40
90kg 4.5 9 13.5 18 22.5 27 31.5 36 40.5 45
100kg 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50

気管ステント

 

気管ステント

気管ステント留置を要する症例があり、久しぶりなのでもう一度整理しました。

適応

  • 気管内の腫瘍の増大により軌道の確保が難しい場合
  • 不安定な気道状態(気管気管支瘻や気管気管支軟化症を含む)
  • 気道内径が50%以上狭窄し、呼吸器症状を有する(手術や放射線がより適応であるものは除外)

種類(よく使うもの)

Dumon stent

シリコンチューブで全身麻酔下に硬性気管支鏡で入れる。気道狭窄や気管支瘻のゴールドスタンダードと評価されている。

〇メリット

  • 気道内腔の保持力、耐用性が良い
  • いつでも取り出し、位置の修正が可能

〇合併症

  • ステントの移動
  • ステント内の気道分泌物の貯留
  • 肉芽形成

〇適応

気管~気管分岐部狭窄、気管気管支瘻など(治療経過により、抜去を考える症例に良い)

 
Ultraflex stent
nitinolを密に編んで作られたステント
self expandableでリリース直後は完全に拡張しておらず、徐々に拡張する
※留置直後は位置調整可能
〇メリット
  • 狭窄部の内腔にフィットしやすい
  • 刺激が少ない
  • 移動がほとんどない
  • 留置後も上皮化される前であれば比較的簡単に抜去できる
  • covered stentであれば、網目の間から出てくる腫瘍や肉芽の増殖も防止できる

〇合併症

  • あまりない(上皮化した後だと抜去しにくいくらい?)
〇適応
ほとんど上に同じ(抜去を考えない症例に選びがち)

 

注意点:

いずれも事前に気管の径と狭窄している長さを計測しておく

Dumonは全身麻酔なのでope室確保、Ultraflexは透視室を確保

 

参考文献

気管支鏡テキスト 第3版

気管支鏡テキスト 第3版

 

 

統計ソフトーEZRー学会発表のための抄録準備

みなさん例年とはかなり違うGWが始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

私は肺癌学会、胸部外科学会の総会への抄録の準備に取り掛かっています。

大抵、GW期間はこれらの学会の抄録の締切と重なるので、貴重な休日をデータ収集や解析に使います(もっと早くからやれって話ですが、今年度は異動があったから仕方ない)

コロナで遊びにも行けないので、病院へ休日回診に行ったついでに抄録準備に取り掛かる日々が始まります。

 

統計ソフト

ところで皆さんは何の統計解析ソフトを使っていますか?

最近諸事情によりフリーのEZRを使いはじめました。

SPSSとかJMPとか有料ソフトがありますが、かなり高いですよね。

実は私はかつて、EZRに挑戦したことがあったのですが、過去にはEZRが複雑だなぁと思って途中で投げ出してしまった経緯があります。

しかし、SPSSで20万円くらい?JMPでも数万円かかるソフト代をこのEZRで何とか代用できるのであれば、使いこなす努力をしてみる価値はあるかと思います。

EZRインストールリンク先

https://www.jichi.ac.jp/saitama-sct/SaitamaHP.files/statmed.html

ご存知かもしれませんが、EZRの導入はリンク先(自治医大さいたま 医療センター血液科)が詳しく解説してくれています。

Windowsの方であればかなり簡単、macユーザーは少し面倒ですが、ここの記載を見ながらPCについてあまり詳しくない私でもインストールできました。

実際のEZRの使い方解説本

また、EZRの使い方の解説書として、私は以下の2冊を使っています。

私の信頼している先輩医師から教えてもらった本です。

本当は、他にも何冊か同じ著者の読むべき本がありますが、ここでは取り上げません。

 

  

 

 締切まで時間がないので予後データなしで何とかしたかったのですが、テーマ的に困難だったので、現在カルテを1例ずつ見てデータベースから作っています。

異動初年度は大変だ、明日も頑張ります。

抗真菌薬(注射)

病棟の入院中患者に使う抗真菌薬(使用経験に基づき追加予定)
ファンガード(ミカファンギン):カンジダとアスペルギルスをカバーする。治療量は150~300mg/日。
 
その他、詳細は亀田総合病院 感染症科HP

Heparin-induced thrombocytopenia (HIT)

ヘパリン投与中に起こりうる、HITについて簡単にまとめました。
ヘパリン投与患者のおよそ3%に起きうる病態。
 
ヘパリン投与中の血小板減少(具体的には30%以上の減少、もしくは10万/μL以下)
※4T'sスコアリングシステム
Thrombocytopenia, Timing, Thrombosis, oTher cause for thrombocytopenia not evident
 
疑ったら抗HIT抗体を提出
 
治療:アルガトロバン投与
その他、DVTの検索
血小板減少している間はワーファリン投与は禁忌